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管理は利他の精神

本日、弊社が加盟する全国賃貸不動産管理業協会の
「令和3年度 賃貸管理実務セミナー」に参加しました。

2つのテーマがありましたが、最も参考になったのが
「現在の賃貸管理業をどう行えば利益がでるのか」
でした。

今年6月に「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」が施行されたことに伴い、
今まで各社自己流で行ってきた管理業務が法整備されました。

弊社は管理戸数が要件に達しているため、現在登録準備中ですが、
今後、宅建同様、全ての事業者が登録しなければ営業できなくなるだろうとの見解でした。


中でも講師の言葉で最も共感したことは「管理は利他の精神」というものです。


利益だけを追求してもいずれ破綻するので、地道にオーナー様の資産価値の最大化を目指すことで、
結果的に利益がついてくるとのことでした。

やはり、管理業に王道なしということを再認識する良い機会となりました。



小川 信幸


非接触型 精肉店

弊社の管理物件「かなやま照らす」にご入店いただいております、
焼肉店様の「お肉の自販機」です。


中国で「上海ガニ」の自販機は見ましたが、
「精肉」の自販機はココが初めてです。

コンビ二も無人のお店が台頭していますが、
さすがに「精肉」は売っていません。


「○明」で買いそびれた方は、是非、お立ち寄りください!


【「みつ星」URL】
https://mitubosi.work/


小川 信幸


「レインズ」は伏魔殿!?

今朝の日経新聞で「中古住宅、データは伏魔殿」
という辛辣な見出しが躍りました。

兼ねてから「レインズ」(不動産流通標準情報システム)
をBtoBからBtoCへも開放しようという機運がありますが、
既得権益を守りたい業界団体の圧力で改革が遅々として進んでいません。

当方も仲介業者の端くれとして、「レインズ」が一般公開されたときに起こる
ハレーションは想像を絶しますが、他方、業界にどのようなイノベーション
が起こるのか見てみたいという好奇心もあります。


アメリカ在住のお客様に「MLS」という日本の「レインズ」に相当する不動産のデータベースを
見せていただきましたが、所有者の情報はもとより、過去の販売価格まで記載されており、
もはや不動産の「メルカリ」状態です。

一足飛びにアメリカのようになることは考えにくいですが、
今まで情報の非対称性の是非が問われてきた日本の悪しき商慣習を見直すべきときです。


近い将来、ユーザー同士の直接取引が一般化することを念頭に、我われ仲介業者の存在意義とは、
何なのかを常に自問自答しなければなりません。

ユーザーの良きエージェントとして、専門知識や情報を提供することは勿論、
ユーザーのベネフィットを最大化することが我われ仲介業者の使命であり、
生きる道だと思います。



小川 信幸


住宅設備の供給不足が招く契約不適合

11月某日、中古マンションの引き渡し前の動作確認で、
エネドゥさんに給湯器などガス器具のチェックをしていただきました。

幸い正常に作動したのですが、万一、故障して交換が必要な場合、
来年3月まで納品できないとのことでした。

工場があるベトナムで、新型コロナウイルスの感染者が急増、
ロックダウンが実施されたことで、部品が日本に輸入できなくなったことなどが主な要因だそうです。


さて、2020年4月1日の民法改正に伴う債権法改正によって
「瑕疵担保責任」という概念に代わり「契約不適合責任」
という概念が導入されました。

今後、経年劣化や不具合が安易に免責事項にできなくなる状況の中で
コロナ禍による住宅設備の供給不足が、不動産売買に思わぬトラブルを招くかもしれません。


今まで以上に売主様への付帯設備や告示事項の問診を徹底しなければ、
売主様、買主様双方に不利益を被らせてしまうことを
肝に命じるきっかけとなりました。


小川 信幸